オニバスが一般公開されています

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葉は1~2mにまで成長し、水面下からこぶしほどの大きさのつぼみが葉を突き破り、暑い日が続く7月になると、太古からの神秘的な赤紫色の花を咲かせます。


科属:スイレン科オニバス属
学名:Euryale ferox
和名:オニバス(鬼蓮)
英名:Gorgon plant または Prickly water lily
オニバス(鬼蓮)とはスイレン科の一年生の水生植物である。浮水性の水草であり、夏ごろに巨大な葉を水面に広げる。
植物全体に大きなトゲが生えており、「鬼」の名が付けられている。特に葉の表裏に生えるトゲは固く鋭い。葉の表面には不規則なシワが入っており、ハスやスイレン等と見分ける事が出来る。また、ハスと違って葉が水面より高く出ることはなく、地下茎(レンコン)もない。
春ごろに水底の種が発芽し、矢じり型の葉が水中に現れる。茎は塊状で短く、葉は水底近くから水面へと次々に伸びていき、成長するにつれて形も細長いハート型から円形へ変わっていく。円形の葉は、丸くシワだらけの折り畳まれた姿で水面に顔を出し広がる。円形葉の大きさは直径30cmから2m程度と巨大です
花は水中での閉鎖花が多く、自家受粉で100個程度の種子をつくる。種子はハスと違って球形で直径1cm程度。
7月から9月ごろに葉を突き破って花茎を伸ばし、紫色の花(開放花)を咲かせる事もある。種子はやがて水底に沈むが、全てが翌年に発芽するとは限らず、数年から数十年休眠してから発芽することが知られている。また冬季に水が干上がって種子が直接空気にふれる等の刺激が加わることで発芽が促されることも知られており、そのために自生地の状態によってはオニバスが多数見られる年と見られない年ができる事がある。
アジア原産で、現在ではアジア東部とインドに見られる。日本では本州、四国、九州の湖沼や河川に生息していたが、環境の悪化や埋め立てなどで自生地は急速に減少し、環境省のレッドデータブック(日本の絶滅の恐れのある野生生物の種のリスト)で絶滅危惧II類に指定されている。かつて宮城県が日本での北限だったが絶滅してしまい、現在では新潟県新潟市が北限となっている。
現在では全国的に自生地の消滅が相次ぎ絶滅が心配されていることもあり、オニバスを含めた環境の保全運動も起きている。溜め池に関しても減反や水事情の改善によって以前よりも必要性が薄れており、管理している水利組合等との話し合いによって保全活動が行われているところもある。
オニバスは1968年まで水元小合溜に自生していましたが、都市化が進むなかで絶滅したと思われてきました。
しかし、1981年に都水産試験場内の養魚池で自生が確認され、1984年に都の天然記念物に指定されました。
学術上貴重な発見であるとともに、特別区内に残る数少ない自生植物として保護され、現在に至っています。
今年、18号池のオニバスが生育できなかったのは、大量のザリガニと大型鯉の侵入により、種子の着生が妨げられたことが原因と考えられます。
説明文:都発行『水元のオニバス』より
以前ザリガニの影響でハスがほとんど全滅してしまったことがありましたが、オニバスが来年以降に見られないことにならいように願っています。
撮影地:都立水元公園、2008.7.13撮影、カメラ:CanonEOS30D
一般公開は7月13日~9月15日
午前7時~午後2時00分の公開です。
時間の制約がありますので注意してください。8時頃に『オニバス』を、9時からの『アサザ』を鑑賞されることをおススメします。
オニバス池に行くには、地下鉄千代田線金町駅下車南口より三郷団地または新三郷駅行きバスで高須下車5分です。高須バス停直前の進行左側に見えるのが権八池です。
駐車場は水産試験場跡地に有料駐車場があります。
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